オリゴ糖の摂取量

天然の食材ですから、オリゴ糖に薬のような副作用の心配は、あまりありません。そうはいっても、気を付けておきたいポイントはあります。それは、一度に過剰に摂取するとお腹がゆるくなる可能性があるということ。人によっても影響が異なりますが、消化吸収されにくいオリゴ糖は、大量な摂取で便秘解消を通り越してしまうことがあるのです。これは、食物繊維を摂り過ぎたときと同じデメリット。摂取量には気を付けておくのが、上手にオリゴ糖を活用する方法です。

オリゴ糖を成人が摂取するとき、1日に適量とされているのは約5gです。もともと、お腹が敏感な人は、3gくらいから始めてみるのが賢明。10gくらいまでは大丈夫という人もいますし、そのあたりには個人差があります。自分の適量を見つけるまで、こまめに1日の摂取量に変化をつけてみるのもおすすめです。

便秘をしている腸内環境は、良い状況とは考えられません。腸内環境が悪いときにオリゴ糖を摂取すると、はじめはガスが出やすくなることがあります。これは、腸内で善玉菌が不足している証拠。少ない善玉菌がオリゴ糖を食べても余ってしまうため、悪玉菌までオリゴ糖をエサにし始めるのです。すると一時的に悪玉菌が活性化されてしまい、腸内にガスがたまります。オリゴ糖の摂取を続けていれば、次第に善玉菌が増えていくので、安心してください。

オリゴ糖の種類

ひと口にオリゴ糖といっても、たくさんの種類があります。人間の体内にも、オリゴ糖が存在するほど。中でも、人と相性がよいオリゴ糖には、ガラクトオリゴがあります。母乳に含まれるオリゴ糖で、乳児の体内にビフィズス菌を作り出す役割を持っています。日常的に身近な存在のオリゴ糖というと、フラクトオリゴがあります。野菜やハチミツの甘みになっているオリゴ糖で、消化吸収されにくく、腸まで届きやすいのがポイント。オリゴ糖の中では、甘みを感じやすいのも特徴です。

ラフィノースとも呼ばれるビートオリゴは、さわやかな甘みで消化吸収されにくく、腸まで届きやすいのが魅力。乳果オリゴには超・難消化性があり、フラクトオリゴやビートオリゴ以上の消化吸収されにくさを持っています。とうもろこしなどからとれるキシロオリゴは、希少性が高く、甘みを感じやすいのがポイント。ラクチュロースの別名を持つミルクオリゴは、乳糖由来で腸に届きやすい反面、牛乳に弱い人には不向きな面もあります。比較的安価で甘みが強いイソマルトオリゴは甘味料としても知られていますが、腸には届きにくいのが難点です。目的に合ったオリゴ糖を選ぶことで、効果的に便秘を改善しましょう。

ミネラル吸収力が上昇

オリゴ糖が便秘の改善に効果的な理由の一つに、ミネラルの吸収力が上がるということがあります。ミネラルは5大栄養素の1つですが、便秘とは一見関係がなさそうに思える栄養です。ところが、実は大ありなのです。ミネラルにはマグネシウムやカリウムなどの種類があり、ほんの微量でも体の中で重要な役割を果たしてくれます。便秘に関する点では、マグネシウムは便を柔らかくしてくれ、カリウムは腸のぜん動を促してくれます。これぞ、便秘のために必須の働きです。

ミネラルは、食品から微量ずつ取り入れられるもの。わずかな量でも大きな役割を果たしてくれるだけに、有効に活用したいところです。これをかなえてくれるのが、オリゴ糖の力。少量のミネラルを無駄なく吸収しやすくしてくれるため、便秘の自然な解消につながるのです。

オリゴ糖を摂取することで、腸内のビフィズス菌がどんどん増加するのも忘れてはならないこと。ビフィズス菌は善玉菌ですから、腸内に善玉菌が増えて悪玉菌が減ってきます。これにより、腸内環境がよくなって、便秘が改善される仕組みです。ヨーグルトなどでビフィズス菌を取り入れる以上の効果が、オリゴ糖には期待できます。オリゴ糖を継続的に摂取するのは、便秘と縁を切るきっかけとなるのです。

オリゴ糖で便秘対策

オリゴ糖は、食物繊維以上の便秘改善効果があると評判になっています。なぜそれほどにオリゴ糖に便秘改善効果があるのか、オリゴ糖をどのように使用すれば便秘対策が上手にできるのかについて、お話します。

ミネラルの吸収率をアップしてくれるのが、オリゴ糖の1つのメリットです。ミネラルの中には、便を快適に排出させるための役割を持った種類があります。体内で必要なミネラルは、ほんの微量でもOK。少量のミネラルを効率よく吸収させてくれるオリゴ糖は、間接的に便秘の改善に大きな役割を果たしているのです。腸内でビフィズス菌を増やして、腸内環境を良くしてくれるのも、オリゴ糖のおかげです。

オリゴ糖にも数々の種類があり、それぞれに異なる特徴を持っています。甘みの強弱、消化吸収の問題、人の体との相性などもありますから、自分にピッタリのオリゴ糖を探し当てることが大切です。便秘を改善する目的では、消化吸収されにくく、大腸まで届きやすい種類のオリゴ糖を選ぶのがよいでしょう。

オリゴ糖の摂取量は、1日約5gが目安。腸が過敏な人は、約3gから始めて、様子を見てみるとよいでしょう。もっと増やすのも自由ですが、自分のお腹の調子と相談してください。一度に大量のオリゴ糖を摂取すると、お腹がゆるくなる可能性があります。また、腸内に悪玉菌が多い環境のときにオリゴ糖を摂取しても、一時的にガスが発生することがあります。オリゴ糖の摂取を続けることによって、やがて善玉菌が優勢な腸内環境になってきます。